日本画
NIHONGA ( JAPANESE PAINTING )
NAKAMURA, Hideo
中村 英生
制作に対する想い
Passion for my works
日本画は大昔、大和絵から始まり中国絵画、西洋絵画などの影響を受けながら日本独自の風習が合わさり様々な変遷を現在に伝えています。
しかし作品のスタイルは変化しても、いずれの時代も作品の中にどこかセンチメンタルな気分が隠れてるように思います。
「心情が込められている」箇所がどこかにあるのです。そこに日本画の秘密があるのかもしれません。
過去にも先人からの約束事に従いながらマイナーチェンジを繰り返す中でも日本人らしい心情が忘れずに受け継がれています。
尾形光琳の「紅白梅図屏風」の水流紋や長谷川等伯「松林図屏風」の墨の濃淡などはその代表だと思います。
そういった古典作品に惹かれて私は大学で古典模写を学び、中でも仏教絵画に興味を持ちました。きらびやかな金銀箔の装飾が円熟した平安時代後期の仏画に影響を受けました。
それらの仏画は箔の装飾だけではなく、仏の姿形や様々な要素が日本人らしいセンスに満ち溢れており、これを現代の絵画に活かすべきだと考え、人物作品に取り組むことになりました。
ただ現代を写しとる作品ではなく、先人の作品から現代的要素を見い出すという点に重点を置いて、現代を舞台にした人物作品を描いています。
絵を描く前にストーリー作りからはじめ、いわゆる人物画や美人画のようなクローズアップした人物ではなく、背景を主体としてそこに人物を配置する構成をしています。
使用する箔や顔料は近現代開発された色とりどりの物を多く用いており、より現代の光りに合った画面を作っています。
今後はストーリーをより壮大にしてゆき現代の日本画として人物の心情を強く画面に込められるよう日々奮闘していきたいと思います。
作品
Works
プロフィール
Profile
中村 英生 NAKAMURA, Hideo
1977年
2002年
ARTBOX大賞準グランプリ受賞
2005年
初個展(百貨店)東京/上野
香川県高松市に生まれる
初個展(画廊)東京/銀座
2007年
2008年
東京芸術大学大学院博士後期課程日本画修了 博士号取得
2009年
新生展大賞受賞
2011年
2015年
2016年
海外アートフェア「LINE ART」出品 ベルギー
個展 そごう神戸 兵庫/神戸
個展 そごう横浜 神奈川/横浜
個展 そごう千葉 千葉/千葉
2017年
「アートステージシンガポール2017」出品 シンガポール
個展 西武池袋本店 東京/東京
2019年
個展 日本橋三越本店 東京/日本橋
個展 高松三越 香川/高松
2020年
個展 そごう広島 広島/広島
個展 西武池袋本店 東京/東京
2021年
個展 そごう横浜 神奈川/横浜
全国百貨店・画廊にて個展多数開催
現在、無所属
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