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​截金

​KIRIKANE
截金彩色「光の塔」

WASHIO, Miyoko

鷲尾 美陽子

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制作に対する想い

Passion for my works

截金(きりかね)という、古来から仏像や仏画の荘厳に用いられてきた技法で作品を制作しています。
截金は現代では日本にのみ残る幻の技法ですが、古代オリエントのゴールドサンドイッチ・ガラスにも同様の技法が残っており、もとは仏教伝来とともに中国、朝鮮半島を辿り伝わってきたものです。

また、私は中東イスラーム圏やシルクロード、インドが好きで、異文化の中の風景や文様と截金との融合をテーマとした作品を多く制作しています。
たとえば、私はイスラーム教徒ではなくてもモスクの壮麗な美にとても感動します。一方で截金にも、宗教や文化や時代を超えた美があるのではないかと感じます。そこに、人類にとっての普遍的な美があるのではないか、そう考え、文様を探求する気持ちで制作しています。

素材としては木工の指物の上に、日本画の岩絵具で彩色をし、金箔、プラチナ箔を貼って截金を施しています。日本の伝統技法、伝統的な素材を用いることで、大きな歴史の流れを掌の中で感じることができればと思います。

截金とは

截金とは、金箔やプラチナ箔を、細い線や菱形などに切り、筆を使って、膠と布海苔を炊き合わせた糊で貼る古来からの装飾技法です。

日本には仏教美術を荘厳する技として仏教伝来とともに伝わりました。近世以降は徐々に衰退し、滅びかけた幻の技法とされていましたが、近代美術工芸の世界で新たな表現にも応用され、今に引き継がれています。

現代では日本にのみ残る技法とされています。

​技法について

About Technics

1.金箔を熱源の上にかざし、4~6枚を焼き合わせて、厚みを持たせる

2.膠と海藻の布海苔をたきあわせ、糊を作る

3.篠竹の皮の部分だけを残して削り、金箔を切る竹刀を作る

4.鹿皮の台の上で竹刀を上下にスライドし、目分量で箔を切っていく

5.切った箔の片方の端を左手の取り筆に巻いて垂らし、右手の截金筆に糊をつけ導くように貼っていく

6.箔を菱形、三角、丸などの形にあらかじめ切っておき糊を付けた場所に筆で置いていく

截金の技法
制作工程パネルA4版.jpg
Works

​作品

Works
Profile

​プロフィール

Profile

鷲尾 美陽子 WASHIO, Miyoko

 

1982年

2001年

大阪府生

千里国際学園卒業

京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コース入学

在学中より截金を学ぶ

2004年

2005年

京都迎賓館截金舞台扉の制作に携わる

京都造形芸術大学卒業

鷲尾美陽子先生

平安仏所にて人間国宝・江里佐代子に師事

2011年

2012年

2013年

2014年

独立・関東へ転居

第52回東日本伝統工芸展入選 

第53回東日本伝統工芸展入選 

「截金の可能性を追求する女流作家三人展」(ぎゃるりあじゅーる)

「截金の可能性を追求する女流作家三人展」(名古屋松坂屋)

2015年

2016年

新宿伊勢丹「VIEW OF NATURAL ART ~飾りたい工芸~」 

第六回大美特別展(大阪美術倶楽部)山木美術より出品

大阪府へ転居

2017年

「三越 春の逸品会」(ホテルニューオータニ東京)

第二回大美アートフェア(大阪美術倶楽部)山木美術より出品

2018年

2019年

「截金~いにしえからの光~鷲尾美陽子・池田香那弥展」(大阪・山木美術)

第四回大美アートフェア(大阪美術倶楽部)山木美術より出品

「彩り展」(岐阜・長江洞画廊)

第七回彫刻鍛冶と匠たち展(ギャラリー広尾)

東美アートフェア(東京美術倶楽部)西浦緑水堂より出品

2020年

「三越 春の逸品会」(ホテルニューオータニ東京)

岩手県江岸寺 釈迦如来坐像奉納(<縁>東日本大震災仏像奉納プロジェクト)

「截金 祈りの輝き 鷲尾美陽子展」(名古屋名鉄百貨店)

現在

大阪府在住

 

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